武蔵野市商店会連合会

創業までの流れ

「個人事業主としてお店を出そう!」「会社をつくって事業をはじめてみよう!」と思い立ってはみたものの、何から手をつければ良いのか悩みますよね? 起業までの道のりは長く、結構な体力が必要です。近道もありますが、事業を開始してすぐにつまづくことも多いです。ここでは、「事業をはじめるからには成功したいし、できるだけ長く事業をつづけたい!」という方のために起業のポイントをいくつかご紹介します。
※市内商店街の空き店舗等にて事業を開始し、商店会に加入した方へ出店支援金が支給されます。詳しくは、武蔵野市のサイト にてご確認ください。また、創業者向け無料相談窓口 「むさしの創業支援コーナー」 もございますのでぜひご利用ください。

創業までの主なフロー

創業までの主なフロー
ポイント1~6 ポイント7 ポイント8~9 ポイント10 専門家相談に関するページを表示する
			資金調達に関するページを表示する 各種届出先のページを表示する その他の各種支援策のページを表示する
ポイント1

起業の理由と目的を明確にする

何事も理由と目的があやふやでは成功が遠のきます。自分のライフスタイルや目指す将来像などを頭に思い浮かべながら、「起業の理由」と「起業の目的」をもう一度、真剣に考えてみてください。考え抜いた結果として導き出された答えがあなたの「熱意」です。この「熱意」は今後、様々な場面であなたを後押ししてくれます。金融機関からの資金調達の場面、仕入れ先などとの交渉の場面、お客様とのコミュニケーションの場面etc. 誰かに熱意をもって伝えられるほどの、あなたらしい「起業の理由」と「起業の目的」はどのようなものでしょうか?まずは思いつくまま書き出してみましょう。(注)かっこいいセリフを考えるのは後回しです。
起業の理由と目的を明確にする
ポイント2

事業概要を書類1枚にまとめてみる

あなたがはじめたい事業の概要を1枚の紙にまとめてみてください。文章でも絵や図でも結構です。分かりやすく、簡潔に伝えることを意識しながら何度も書き直しているうちに、「これはもう少し検討が必要」、「〇〇〇について考えてなかった!」、「あっ…これはこっちの方がいいかな」など、いろいろと発見があるかと思います。この過程ででてきた細かい点やアイデア、検討事項などはメモをとっておきましょう。あとで詳細な事業計画書を作成する際に必ず役立ちます。
事業概要を書類1枚にまとめてみる
ポイント3

必ず家族から同意を得る

ところで、ご家族には相談されましたか?事業をはじめるのはあなた自身ですが、「家族の同意」は大切です。逆の立場で、あなたの家族があなたに相談もなく、突然、「会社を辞めて、起業する!」と言ったら、あなたはどう反応しますか? びっくりする・動揺する・冗談だと思う・応援するetc. 対応は様々あると思います。ですから、ここから先へ動き出す前に、必ず家族の同意を得てください。さぁ!あなたが「熱意」を伝えるべき最初の相手は「家族」です。あなたの「熱意」が伝われば、家族もいろいろなカタチであなたの起業をバックアップしてくれるはずです。
もしかしたら「一緒にやるっ!」と言ってくれるかもしれません。もしそうなると、募集広告を出す前に従業員1名を確保できたことになりますね。
起業の理由と目的を明確にする
ポイント4

専門家に相談してみる

起業に関する知識や経験をお持ちの方でも、そうではない場合でも、事業概要ができた時点で、一度、自分のプランに対する第三者の意見を聞いてみた方が良いかと思います。えっ?専門家に依頼するほど、お金に余裕がない?はい、大丈夫です、安心してください。創業者を支援する公的機関を活用してみましょう。武蔵野市では、「 むさしの創業支援コーナー」を設置し、創業アドバイザーによる無料相談を受け付けています(予約制)。また、武蔵野商工会議所でも創業相談を行っています。事業計画書の作成にはノウハウやコツがありますので、専門家にアドバイスを受けつつ、起業に役立つ有益な情報を収集できるというメリットがありますので是非、ご活用ください。

※参照 むさしの創業支援コーナーのパンフレット

専門家に相談してみる
ポイント5

事業に必要な知識と資格をピックアップして学ぶ

事業をはじめるにあたって最低限必要な知識・資格は必ず事業開始前に習得しておきましょう。ちなみに、どんな事業であっても「経営」の基礎知識は必ず必要です。本やネットから独学で学ぶ方法もありますし、民間企業などが開催しているセミナーや起業塾に申し込む方法もあります。先輩起業家の体験談が聞けるセミナーや交流会など開催されていますので、そうしたセミナー等に積極的に参加し、事業成功のコツを先輩方から聞き出してみましょう。また、こうした場で創業を目指す仲間をつくることで、心の支えになるだけではなく、創業後のコラボレーションも期待できます。なお、業種特有の知識や資格もありますので、あなたがはじめる事業に関する知識・資格をピックアップし、既に身についている知識か?未習得の場合は、事業開始前に習得すべきか?事業開始後でもよいのか?を整理したうえで、知識・資格習得のスケジュールを立ててみると良いかもしれません。
事業に必要な知識と資格をピックアップして学ぶ
ポイント6

事業計画書を2パターン作成する

事業計画書を作成する目的は2つあります。まず1つ目は、自分自身が事業をはじめるためのチェックシート的な意味合い。事業開始後は、これが指標となりますので、常に事業計画書とにらめっこしながら、計画通りに進んでいるかをチェックします。計画通りに進んでいない場合は、何が問題なのかを考え、改善策を検討し、事業計画を修正していきましょう。2つ目は、資金調達のための事業計画書です。金融機関や補助金申請などの際には必ず事業計画書の提出が求められます。第三者が見る書類ですから、わかりやすく、伝わりやすい、見やすい事業計画書を心がけてください。そうそう、「熱意」がこもった事業計画書です。本格的な事業計画書ができあがったら、ポイント3と同様に、専門家にチェックしてもらい、アドバイスを受けましょう。
事業計画書を2パターン作成する
ポイント7

自己資金の準備と資金調達を行う

どんな事業であっても、事業をはじめるにはある程度のお金が必要です。仮にあなた1人で自宅のPC・周辺機器からはじめる場合であっても、客先へ出向くための交通費、電話やネット回線などの通信費、光熱費、インク代や紙代などがかかります。お店や事務所を開くとなると、さらに物件の保証金や内装工事費・什器代などもかかり、売上金が入る前にお財布から諭吉さんがたくさん出ていきます。また、事業をスタートしたからといって、すぐに売上が入金されるわけでもありません。あなたが創めた事業で、あなたが初めての売上金を手にするのは半年後かもしれません。こうした理由から「創業することだけで力尽きるケース」は思いのほか、多いのです。そのため、ある程度の余裕をもった資金が必要となります。ちなみに、基本的には自己資金(自分のお金。貯金など)を用意する必要があります。自己資金は計画性があることの証にもなります。自己資金がない場合、不足分を金融機関から借りることが困難となります。また、補助金制度を活用する場合であっても、補助金が実際に交付されるまでには結構な期間がありますので、その間の必要資金は確保する必要があります。
自己資金の準備と資金調達を行う
ポイント8

各種届出と手続きをお忘れなく

起業にあたっては事業開始前に届出や手続き・契約などをいくつか行う必要があります。まず、個人ならば税務署に開業届を、法人の場合は法務局に登記をする必要があります。また、業種や事業場所によっても届出が必要な場合があります。例えば、飲食店や食品販売、理・美容などは保健所への届け出が必要ですし、テナントとしてお店や事務所を開く場合は消防署への届け出が必要です。その他、店舗・事務所の賃貸契約や電気・水道・ガス・通信の契約などが必要になります。手続きには数か月かかるものもありますので、事前に必要な届出先・手続き先をピックアップし、開業日から逆算して余裕をもったスケジュールを立てるようにしましょう。特に、物件契約後に内装工事などを予定している場合には、施設・設備に関する届け出のタイミングが重要となります。
各種届出と手続きをお忘れなく
ポイント9

商店会を利用しよう

事業場所が決まったら、最寄りの商店会を探検してみましょう。武蔵野市では、条例で、市内事業者の商店会加入が定められています(詳しくは「商店会加入のご案内」をご覧ください)。商店会に加入すると、初めての土地でもすぐにたくさんの事業仲間ができますので、困ったことがあったら商店会長はもちろんのこと、先輩事業者にどんどん相談しましょう。また、一人では難しいプロジェクトも一緒に取り組んでくれる仲間ができるかもしれません。その他、商店会が発行している商店会MAPへの掲載や商店会ホームページでの告知など、商店会はあなたの事業をさまざまなカタチでサポートしてくれます。ちなみに、事業予定地を計画する段階で、あなたの事業にとって「より最適な事業場所」を決定する目的で商店会めぐりを実施するとなお良いかと思います。どんなお店があるのか?あなたの事業とコラボレーションできそうなお店はあるか?仕入れ先になりそうなお店はある?競合は?あなたのクライアントになりそうなお店は?近隣の環境はどうなっているの?住宅街?調べることは山ほどありますね。
商店会を利用しよう
ポイント10

創業(事業開始)

いよいよ創業です!ここがゴールではなく、あなたの事業のスタートです。綿密な事業計画を立てても、現実はその通りにいかないことだらけですが、計画を立てずに闇雲に事業をはじめるよりも、ここまでの下準備をしっかりと行ってきたあなたは1歩も2歩もリードです。ここからは事業計画どおりに事業が進んでいるかを常にチェックし、必要に応じて事業計画を修正していきましょう。また、軌道に乗るまでの間は、できれば専門家のアドバイスを受けた方が良いかと思います。
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